夜、なかなか眠れないときって、ツライものですよね。
単に寝付けないだけでなく、頭の中がぐるぐる回るような感覚に襲われると、そのツラさはさらに倍増します。
眠れないだけであれば不眠症ですし、頭の中がぐるぐる回る症状はめまいの一種なのですが、それぞれ単独でも大変なのに、その両方に襲われたら泣きたくなってしまいます。
とはいえ、何らかの対処をしないと症状は治まりませんから、まずは原因を探っていくところから始めていきましょう。
そして、健やかな睡眠を手に入れられるように、適切な対処法も一緒に考えていきたいとおもいます。
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不眠症の原因と対処法
一口に不眠症と言っても、その原因は様々です。
- 心配事や悩み
- 自立神経失調症
- 身体の疲れと精神の疲れがアンバランス
などが考えられますが、「ここを改善すればいい」と単純に割り切れないことが原因となっていることも少なくありません。
特に『心配事や悩み』、『自立神経失調症』などはストレスが関係するため、解決が難しいというのも事実です。
ただ、最後の『身体の疲れと精神の疲れがアンバランス』では、運動などで身体を疲れさせることが安眠につながるケースも少なくありません。
適度な運動はストレス解消にも効果がありますので、まずは無理のない範囲で身体を動かすことを考えてみるのも良いでしょう。

頭がぐるぐる回る原因と対処法
頭がぐるぐる回る症状を『回転性めまい』と呼びます。
この原因も様々ですが、直接的には血行不良が引き金となり、さらにその奥を覗いていくとストレスが関係していることも少なくありません。
ですから、できるだけ上手にストレスを解消することがポイントです。
通常のめまいであれば、その場にしゃがみ込むなどして安静にすれば治まるものですが、寝るときに頭がぐるぐるするとなると工夫が必要です。
無理に動く必要はありませんが、一度、その場でゆっくりと起き上がってみてください。
姿勢を変えるだけでも、めまいが治まることはあります。
そして、頭の中のぐるぐるが治まってから、改めて横になるようにしましょう。
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両方の症状が重なる原因と対処法
最初にもお話したとおり、眠れないだけであれば不眠症ですし、頭の中がぐるぐる回るのはめまいの一種ですが、これらの症状がダブルであらわれる場合には『うつ病』の可能性も考えられます。
うつ病と言っても、度合いがありますから、必ずしもすべてが深刻とは限りませんが、できるだけ早くに対処したほうが良いことは確かです。
軽いものであれば、運動や好きなことをする時間を作るなどの気分転換で解消することができますが、慢性化してしまうとなかなかセルフケアでは対処しきれなくなります。
また、うつ病が自立神経失調症や血行不良をさらに悪化させることも多いですから、なるべく早い時期に心療内科などを受診するほうが良いでしょう。
うつ病は、自分一人で抱え込むと悪化することが多い病気です。
心療内科などで専門の先生に正直な気持ちを話すと、それだけでもずいぶん楽になるものです。
少しでも心あたりがあるようでしたら、思い切って診察を受けてみてください。
![]() よくわかるうつ病 [ 尾崎紀夫 ] |
終わりに
頭の中がぐるぐる回って眠れないときの対処法ということで、それぞれの原因を探りながらお話してきました。
ケガなどと違って物理的なものではなく、どちらかと言えば心理的なことが原因となっていることが多いですから、対処が難しいこともあります。
ですが、軽い運動を取り入れるだけでも気分転換になって改善することもありますから、初期的な症状であればセルフケアでも対応できるでしょう。
ただ、自分一人で抱え込むというのが一番よくありませんので、心療内科などで信頼できる先生に診てもらうのがベストな方法だと思います。
症状が重くなる前に、ぜひ行動してみてください。
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