心不全とは、正式には『うっ血性心不全』と呼ばれるもので、心臓が十分に血液を送り出せなくなる病気のことですね。

一般的に心不全になってしまった場合には、体内から余分な水分を取り除くための“利尿剤”や、心臓の働きを助けるための“ジギタリス製剤”など、投薬治療が行われます。

もちろん、薬は大切なものなのですが、根本的な治療として、あるいは予防として、栄養管理も欠かすことができません。

心不全は、高血圧や糖尿病、高脂血症と合併することが多いものですが、これらの病気の原因が偏った食生活にあることも少なくないからです。

私たちの身体が食べ物から作られていることは間違いのない事実ですから、健康を保つために食事を意識することが必要なのは当然と言えるでしょう。

そこで今回は、心不全の治療や予防に効果的と考えられる栄養管理についてお話していきます。

ぜひ、毎日に食生活にお役立てください。

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心不全の治療に必要なこと


心不全には、先天性なものもありますが、先ほどもお話したとおり高血圧や糖尿病、高脂血症などが危険因子となっているケースも少なくありません。

他にも、肥満やお酒の飲み過ぎ、心臓血管の病気や慢性閉塞性肺疾患なども関係し、心不全の患者数は増え続けています。

具体的な症状は、心臓が十分に血液を送り出せなくなるということですが、これにより、まず腎臓が上手く機能しなくなります。

すると、体内の水分を効率的に排出することができなくなるんですね。

そのために利尿剤が用いられたりもするわけですが、水分が排出できなくなると体内の塩分濃度にも影響があらわれます。

ですから、水分と塩分を上手にコントロールすることが、栄養管理のポイントとなるわけです。

つまり、心不全に必要な栄養管理というのは、水分と塩分を制限するということになりますね。

とはいえ、どちらも身体には必要なものですから、まったく摂らないというわけにはいきません。

特に水分の制限は、夏場など喉が渇きやすいときには難しいものですから、上手な対処や工夫が必要となります。

また塩分も、特に味付けなどで使わなかったとしても、ナトリウムとして様々な食品にすでに含まれていますから、気づかないうちに摂取してしまっているものなのです。

ですから、上手な管理が要求されます。

心不全と栄養管理~心臓に良い食事のポイント

水分の管理


基本的に、一気に大量の水分を摂るということは避けるようにしましょう。

水を飲むときには少しずつということを、常に意識しておくことが大切です。

夏場など、喉が渇きやすい時期には、ペットボトルや水筒で水を凍らせておき、それを溶かしながら少しずつ飲むなどの工夫をしてみてください。

フルーツをシャーベット状にして、少しずつ食べるというのも良い方法です。

また、言うまでもないことだとは思いますが、コーヒーやアルコールなどの飲み過ぎにも十分な注意が必要です。

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塩分の管理


塩分の制限が必要な場合、一般的に1日6gくらいが適切な摂取量だと言われています。

ところが、先ほどもお話したとおり、塩分はナトリウムとして様々な食品に含まれていますから、特に意識しなくても1日2~3g程度は摂取してしまっているものです。

ということは、残り3~4g程度が味付けなどで使える量ですので、かなり少ないということになりますね。

インスタント食品や加工食品などを食べると、あっという間にオーバーしてしまいますから注意しておきましょう。

もちろん、できるだけ薄味にすることが必要です。


終わりに


心不全の治療や予防に効果的と考えられる栄養管理についてお話してきました。

特に大切なのは、水分塩分を管理することです。

気をつけないと、ついつい摂り過ぎてしまいやすいものですから、日常の食事では十分に注意を払っておくようにしましょう。

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