「特に無茶な食生活をしているわけでもないのに、胃のむかつきと下痢が続いている。これって何かの病気かな?」

暴飲暴食をし過ぎたとか、夏場に冷たいものばかりを食べたとか、ハッキリとした理由があればともかく、特に心当たりもないのに胃のむかつきや下痢が続くと心配ですよね。

食べ過ぎなどの場合だったら、一時的な症状で終わるでしょうから、そんなに気にする必要はないと思います。

でも、症状が長引くようであれば、何らかの病気が関係しているかもしれません。

可能性のある病気はいくつかあるので、対処法もそれぞれ違うのですが、まずはどんな病気なのか、その目星をつけておきたいですよね。

そこで今回は、胃のむかつきと下痢が重なったときに考えられる病気の種類と、それぞれの特徴や対処法についてお話していきます。

ご自身の症状と比べながら、参考にしてみてください。

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胃のむかつきと下痢が重なったら


花子(右)

最近、胃のむかつきと下痢が続いているんですが、どんな病気の可能性が考えられますか?



一男(先生)

いくつかの可能性がありますが、原因に心当たりもないのに胃のむかつきと下痢が起きるのであれば『過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)』かも知れません



花子(右)

それはどんな病気なんでしょうか?



一男(先生)

検査をしても物理的な異常は見られないのに、胃のむかつきや下痢が頻繁にに起きる病気です。詳しく説明していきましょう



胃のむかつきと下痢~この2つが重なったら気をつけること

過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)


この過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)は、20~30代に多い病気で、腸の知覚過敏が関係していると言われています。

腸の知覚過敏というと難しそうですが、要はストレスが影響している可能性が高いということなんですね。

胃もそうなんですが、腸もストレスの影響を受けやすい器官の一つです。

特に腸には、脳と密接に関係している神経が集まっている場所があります。

それを『腸管神経叢(ちょうかんしんけいそう)』と呼ぶのですが、脳が感じたストレスはダイレクトに、この腸管神経叢に伝わってしまうんですね。

すると下痢などの症状を起こしてしまうわけです。

他に、

  • 便秘
  • 腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)
  • 過度のオナラ
  • お腹がゴロゴロ鳴る

などの症状も見られますし、さらにひどくなると胃腸の症状にとどまらず

  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸
  • 不眠
  • 抑うつ
  • 集中力の欠如
  • 肩こり
  • 腰痛

などが起こることもあります。



過敏性腸症候群のタイプ


主に、胃のむかつきと下痢が代表的な症状ですが、反対に便秘になるというケースもあります。

下痢をするタイプの過敏性腸症候群の場合は、

  • ちょっと緊張すると、すぐに便意を催す
  • 軟便や水溶便が多い

という特徴があり、男性に多く見られます。

便秘になるタイプの過敏性腸症候群の場合は、

  • 便秘が続き、出たとしてもウサギの糞のようなコロコロしたもの
  • いつも残便感がある

という特徴があり、女性に多く見られます。

また、下痢と便秘を交互に繰り返すタイプもありますので、その場合には上記両方の症状が見られることになります。

対処法は?


過敏性腸症候群だと思われる場合には、専門医の相談するようにしましょう。

何科を受診すればいいのか迷うかもしれませんが、基本的に胃腸の症状ですから、まずは消化器内科などに行ってみてください。

本来は、心療内科が該当するのですが、万が一、胃腸に他の疾患があるといけませんので、それを確認することが先決です。

消化器内科で他の病気の可能性がないことがわかれば、心療内科を紹介してくれると思いますので、お医者さんの指示に従いましょう。

放置していると、胃腸にさらに負担がかかりますから、なるべく早く診察を受けるようにしてくださいね。




他に考えられる病気は?


花子(右)

過敏性腸症候群については大体わかりましたが、他に原因になりそうな病気はありますか?



一男(先生)

自覚しないまま暴飲暴食をしてしまっているケースもありますし、ウイルスなどが関係していることもあります。次はその場合についてお話していきましょう



暴飲暴食の場合


自分では普通に食べているつもりでも、胃腸には負担がかかっているという場合もあるので注意が必要です。

特に、辛いものなど刺激が強い食べ物を好む人は気をつけてください。

急に辛いものを食べて下痢を起こした経験がある人は多いと思います。

普段は平気で食べているようなものでも、疲れが溜まっていると刺激が強すぎて下痢をしてしまう可能性は十分に考えられますから、一度見なおしてみるといいですね。

原因になりそうなものとしては、

  • 辛いもの
  • 熱過ぎるもの
  • 冷た過ぎるもの
  • アルコール
  • カフェイン
  • タバコ

などが挙げられます。

もちろん、量によっても変わってきますが、特に体調がすぐれないときなどには、これらのものを控えるようにしたほうが良いでしょう。

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ウイルスなどが関係している場合


ピロリ菌などのウイルスに感染して、胃のむかつきや下痢を起こすケースもあります。

もっとも、現在では衛生状態が良くなっているので感染の可能性は低いのですが、ゼロではありませんので気になる場合は病院で診てもらうほうが良いでしょう。

また、肉類や魚介類を生で食べた場合にも注意が必要ですね。

特に生焼けの肉や生ガキなどが好きな人は気をつけてください。

ただ、このような場合には慢性的なものではなく、急激に症状が出ることがほとんどだと思います。

また、原因も特定しやすいので、可能性としては低いといえるでしょう。

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終わりに


胃のむかつきと下痢が重なったときに考えられる病気の種類と、それぞれの特徴や対処法についてお話してきました。

もっとも可能性が高いのは、過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)という病気ですね。

  • 胃のむかつき
  • 下痢
  • 便秘
  • 腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)
  • 過度のオナラ
  • お腹がゴロゴロ鳴る

これらの症状が見られる場合には、まず消化器内科を受診して、他の病気の可能性がないことがわかれば医師の指示に従って心療内科などで診てもらってください。

他に、自覚しないまま暴飲暴食をしていることやウイルスが関係している可能性もないわけではありません。

いずれにしても、胃のむかつきと下痢が続き、改善が見られないようであれば、一度、消化器内科で詳しく診てもらうほうが良いですね。








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