「後輩が先輩や上司にタメ口で話すなんて、けしからん!」と思う人は多いことでしょう。

実際、私も最初に後輩からタメ口で話しかけられたときには信じられませんでした。

「なんで、そんな非常識なことができるんだ?」と、ムカッとくるよりも先に、不思議だったことを思い出します。

学生時代から、運動部で縦の関係の大切さを叩きこまれてきた私にとって、先輩にタメ口を使うなんて自殺行為のようなものでしたからね(笑)

でも、そんな私たちの感覚はお構いなしに、会社でタメ口を使う後輩はたくさんいます。

もしかすると、年々増えてきているのかもしれません。

そんな後輩たちを注意したいと思っている先輩諸氏も多いと思いますが、効果的に指導するためには、まず彼らの心理を知っておくことが必要でしょう。

そこで、これまで私がたくさんの後輩たちと接してきた中でわかった、彼らの心理的な特徴をお話していきます。

ぜひ、参考にしてくださいね。

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後輩たちがタメ口を使う理由


先輩や上司にタメ口を使う後輩たちを見ていると、ある共通点に気がつきます。

それは、『悪気がない』ということです。

もちろん、中には先輩のことをバカにしてタメ口で話すというケースもありますが、その場合は特定の先輩に対してだけで、他の先輩や上司には敬語を使っているものです。

つまり、相手によって使い分けているんですね。

でも、そうではなく、相手構わずタメ口で話しかけるような後輩たちには、その手の悪気がほとんど感じられないんです。

言ってみれば、『タメ口で話すのが当然』だと思っているんですね。

会社の後輩がタメ口で話す心理とは?先輩が知っておきたいこと

悪気がないのは良いことか?


悪意を持ってやっていることであれば指摘もしやすいのですが、まったく悪気がないとなると注意するのも難しいものです。

ですが、悪気がないから何をやってもいいということにはなりません。

むしろ、悪気がないからこそ、たちが悪いということも言えます。

彼らは、先輩や上司に対してタメ口で話すということが悪いことだと“知らない”わけです。

この“知らない”というのは、一番扱いにくいんですね。

なぜ知らないのか?


人によっては、「そんな常識的なことを知らないなんて、いまどきの若い連中はみんなバカなんだ」と言うかもしれませんが、私はそう思いません。

彼らは、対人関係について、確かに無知かもしれませんが、決してバカではないんです。

じゃあ、なぜ知らないのかというと、それは単純なことで、『誰からも教わってこなかったから』というだけなんです。

最近は、親子関係も昔よりフラットになっていますし、学校の先生は良くも悪くも優しくなっています。

厳しい運動部などを経験していなければ敬語を使う機会もなく、当然、敬語の使い方を教わるような相手もいなかったわけです。

敬語を教わったことも使ったこともなく、常にタメ口で話すのが普通という状況で育ってきたのであれば、会社に入ったからといって急に言葉遣いを変えるのは難しいでしょう。



中には敬語を使うことが悪いと思っている場合も


子供の頃からタメ口で話すのが普通だったという人たちは、それが親しみを表しているんだと思っているようです。

ということは、敬語を使うということは、相手に対して距離を置いたり、嫌ったりするという意味になると感じているんですね。

「敬語を使うなんて堅苦しいし、わざとらしい。親しみを込めてタメ口で話すほうが良いんだ」というのが、彼らの理屈です。

もちろん実社会ではそんな変な理屈は通らないのですが、彼らが多かれ少なかれ、そう思っていることは確かでしょう。

また、そこまでではなく、敬語を使うべきだということがわかっている場合でも、使い慣れていないので照れくさくてタメ口で話してしまうというケースもあるようです。

“照れくさい”というのも、実社会では理由になりませんが、彼らにとってはなかなか超えにくい壁になっていると言えるでしょう。

つまり、タメ口で話す後輩というのは


ここまでの話でお分かりいただけると思いますが、タメ口で話す後輩というのは対人関係の面において、“子供”なんですね。

ですから、先輩や上司など指導する側の人間は、彼らが子供だということをしっかり認識しておく必要があります。

そうでないと、「なんでタメ口で話すなんて非常識なことが平気でできるんだ!?」とイライラするだけですからね。

私たちにとっては非常識なことでも、後輩たちにはそれがわからないわけです。

だから、辛抱強く指導していくことは必要でしょう。

私の経験上、少し期間をかけながらしっかり教えていけば、たいていの後輩は言葉遣いも変わっていくものですよ。

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悪気を持ってタメ口を使っている場合は


中には、先輩をバカにしてタメ口を使う後輩もいます。

その場合は、厳しく指導することも必要ですね。

ただ、悪気を持っている後輩の場合、それが悪いことだと自覚させられれば直すのも早いものです。

その点では、悪気がない後輩よりも指導しやすいといえるでしょう。

また、バカにされる方に問題がある場合もあるので、先輩の側がしっかりしないといけないかも知れませんね。

先輩というのは、常に後輩の先を歩いているという気概が必要ですから、気持ちを引き締めておきましょう。

終わりに


タメ口で話しかけてくる会社の後輩を効果的に指導するために、彼らの心理についてお話してきましたが、いかがでしたか?

後輩が、先輩や上司にタメ口で話すというのは、

  • 敬語を使う習慣もなく、教わる機会もなかった
  • タメ口で話すほうが親しみがあると思っている
  • むしろ敬語は距離があるので良くないと思っている

という心理が隠れています。

「さすがに、それは極端でしょ」と思われるかもしれませんが、これは度合いの問題で、多かれ少なかれそのような考え方が背景にあることは間違いないと思いますよ。

それに、極端に考えておけば、それよりもマシな場合には対処もしやすくなるはずです。

度合いの差はあっても、対人関係において、子供だということは共通していますから、これはしっかりと踏まえておいてください。

後輩のタメ口にカチンとくることがあっても、「子供がいっていることだ」と思えれば、感情的になるより、キチンと導いてあげることが必要だと考えられるはずです。

ぜひ、彼らの心理も知ったうえで、上手に指導してあげてください。





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