職場の後輩がタメ口で話してくるのが気になるという人は多いでしょう。

私の場合、タメ口で話してくる後輩がとてもいいヤツだったので、むしろ自分の勉強になったということを別の記事でお話しましたが、それでもタメ口を放置していたわけではありません。


職場には上司もいますし、取引先との交渉をする場面もありますから、後輩にタメ口で話されたのでは困ることも多々あるものです。

しかし、頭ごなしに叱りつけたからといって直るというものではありません。

やはり効果的な方法を知っておくことが大切なんですね。

そこで、私が実際に後輩を指導してきた中で、タメ口を直すのに特に効果が高かった方法をいくつかご紹介していきます。

これらを試すだけでも十分に結果が出るはずですが、少し応用も利かせれば効果が倍増すると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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大切なのは“直したい”と思わせること


タメ口などの言葉遣いに限ったことではありませんが、人が悪いクセを直すときというのは“直したい”という強烈なモチベーションが必要なものです。

そもそも、後輩が職場の先輩や上司に対してタメ口で話してくるのは、それに抵抗を感じていないからなんですね。

仮に、あなたが職場の先輩や上司に対してタメ口で話そうとしたら、かなり抵抗を感じてしまうはずです。

つまり、あなたにとっては相当難しいことのはずなんですね。

そんな難しいことを後輩がやってのけているのは、抵抗を感じていないからであり、逆に言えば、敬語で話すことの方に抵抗を感じているわけです。

ですから、その抵抗を乗り越えたくなるほどの魅力を感じさせることが大切です。

職場の後輩のタメ口を直すには!効果的な方法をご紹介

モテたいという心理をつく


男性であれ女性であれ、異性にモテたいというのは、ほぼ誰もが持っている心理です。

あるいは、恋愛感情でなくても、人から好かれたいという気持ちも、やはり誰もが持つものといえるでしょう。

これを利用するのです。

具体的に言うと、相手が男の後輩なら、「そんな話し方をしていると、女子社員から嫌われるぞ」という意味合いのことを言えばOKです。

相手が女の子の後輩なら、「そんな話し方をしてたら、男性社員からの人気が下がるよ」と言ってみてもいいですね。

私の経験上、男の後輩にはかなり効果がある方法です。

もし、その後輩が特定の誰かに好意を持っていることがわかっているような場合なら、「そんな話し方をしていると、○○さんからガッカリされるぞ」と言えばイチコロですよ。

事細かく色んなことを説明するよりも、手っ取り早く解決できるので、ぜひ試してみてください。

褒めてから、けなす


人間誰でも、叱られっ放しでは嫌気が差してしまうものです。

タメ口をきくことは悪いことですが、その度に、

  • 「そんな話し方じゃダメだ」
  • 「ちゃんと敬語を使いなさい」
  • 「何回言えばわかるんだ」

などと叱られ続けたら、どんなにメンタルが強くてもふてくされてしまうでしょう。

ですから、いわゆる“アメとムチ”を上手に使うことが必要です。

「せっかく仕事はできるのに、そんな言葉遣いをしていたらもったいないじゃないか」という風に、その後輩には良いところがあることを認め、タメ口が足を引っ張っているということを教えてあげるのです。

特に“せっかく”という言葉は効果的ですよ。

「せっかく~なのに、言葉遣いのせいで~」これを埋めるだけでも、後輩に効き目のあるセリフが作れるはずです。



後輩が上司にタメ口をきいたときには、代わりに謝ってあげる


後輩が上司や取引先の相手など、あなた以外の誰かにタメ口をきいてしまったときには、「教育が行き届かず申し訳ありませんでした」と謝ってあげましょう。

これには2つの目的があります。

1つ目の目的は、後輩に「先輩に恥をかかせてしまった」と思わせるため。

人に恥をかかせたり、迷惑をかけたりしたことを自覚すれば、言葉遣いを改めようと言う気持ちも強くなりやすいものです。

そして2つ目は、後輩に「先輩が自分の代わりに謝ってくれている」と思わせるため。

代わりに謝ってくれるということは、それだけ自分のことを可愛がってくれているという風に感じるキッカケとなります。

それによって信頼関係も増してきますし、信頼している人からの注意であれば、より真剣に耳を傾けようと言う気持ちにもなりやすいでしょう。

特に最近では、後輩の失敗をかばう先輩も少なくなっているようですから、代わりに謝ってあげるという度量の広さを示してあげると、後輩も感動してくれると思いますよ。

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自分の失敗談を話してあげる


人が誰かに対して気持ちを開きやすいのは、その人の失敗談を聞いたときだと言われています。

「自分は完璧」なんていう雰囲気を出している人から注意されると反発してしまうものですが、「オレも昔はこんな失敗をしてさ」と同じ目線で話してくれる人の言葉には耳を傾けてしまうものです。

また、失敗談を話すと、心理的な距離感が縮まりやすいという利点もあります。

心理的に遠く感じている人と、近く感じている人の、どちらのアドバイスを聞きやすいかは言うまでもないでしょう。

「自分は完成されていて、後輩はダメ人間」というような突き放したスタンスではなく、「同じような失敗をしながらも、少し先を歩いている」先輩として接してあげてください。

これだけでも、かなり後輩の受け取り方が変わってくるはずですよ。

終わりに


私が実際に職場の後輩を指導してきた中で、タメ口を直すのに特に効果が高かった方法をいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたか?

大切なのは、「タメ口を直したい」と思わせることですが、そのためのポイントを、もう一度まとめておきましょう。

  • モテたいという心理をつく
  • 褒めてから、けなす
  • 後輩が上司にタメ口をきいたときには、代わりに謝ってあげる
  • 自分の失敗談を話してあげる

これらのポイントを通じて、後輩との心理的な距離を縮めることも意識しておいてください。

心理的な距離が近いということは、言い換えれば“味方だと思っている”ということでもあります。

後輩が「先輩は自分の味方なんだ」と思っていれば注意も素直に聞くでしょうし、ときにキツイことを言っても受け止めるでしょう。

結局は“人対人”ですので、それを忘れずに後輩と接してあげてくださいね。




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