部下にとっての上司は、ただ上司だというだけでも、どこか怖いものです。

ある程度の付き合いがあって親しくなることができれば、それも薄まってくるものですが、上司によっては部下との距離を一定に保ち続ける人もいるでしょう。

そういうタイプの上司がイライラしていると、ついついビクついてしまうという人も少なくないと思います。

私自身も、以前は上司のイライラした態度にビクついた経験がありますが、それはなんとか対処して上手く脱することができたのは、別の記事でお話しました。


でも、私の同期で上司のイライラに耐え切れず、ずいぶん長い間、悩み続けていたヤツがいるんです。

その彼は、どちらかというと気が弱く、プレッシャーにも押しつぶされやすいタイプでした。

そこで、私も色々と相談に乗っていたのですが、最終的には上司のイライラした態度にビクつくこともなくなり、今では部下からちょっと怖がられるほどにまでなっているんですよ。

その彼がどんな風にして上司のプレッシャーを跳ね除けられるようになったのか、詳しくお話していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ナイーブな友人の悩み


私が20代前半の頃の上司は、とにかく怖い人でした。

そして、その上司がイライラしているときには、私だけでなく同期の連中はみんなビクついていたものです。

その中の一人に、とてもナイーブな性格の友人がいたんですね。

彼は優しくて、とてもいいヤツだったのですが、ちょっと気が弱く、他の人だったらなんとも思わないようなことでも悩んでしまうようなことが、しばしばありました。

そんな彼ですから、私たちみんなが怖がっていた上司の前に行くと、それはビクついて大変だったんです。

上司のイライラした態度にビクついてしまう~対処法は?

緊張して悪循環にハマる


何よりも大変だったのは、一度緊張してしまうと、どんどん悪循環にハマってしまうことでした。

ただでさえ怖い上司がイライラしているときには、誰もが近づきたくありません。

でも、そんなときに限って、彼が呼び出されてしまうんですね。

「○○君、この件はどうなっているんだ!」と強い語気で言われると、「はい、それはその・・・」と、つい口ごもってしまいます。

「え、なんだって?ハッキリしゃべりたまえ!」と上司の態度も一層キツくなり、そのために彼もますますオドオドする始末。

周りで見ているのが辛くなるほど、彼が緊張してテンパっていることが伝わってきたものです。



飲みに行くと出てくるのが・・・


そんなことが続いて落ち込んでいる彼をなんとか励まそうと、よく飲みに誘いました。

すると彼の口から出てくるのは、「オレなんてダメなんだよ・・・」という愚痴。

「いや、そんなことないよ。あの課長が怖いのはみんな同じなんだからさ」と慰めるのですが、酒の勢いも手伝ってか、彼の愚痴は止まりません。

「きっと課長はオレのことが嫌いなんだ」とか、「どうせオレは何をやってもダメだから」とか、とにかく情けないセリフのオンパレードです。

最初は私も辛抱強く聞いていたんですが、途中で面倒くさくなり、「何だよ、愚痴ばっかり言って。男だったらもうちょっと強気でがんばれよ!」と発破をかけたりして、ときには喧嘩になってしまうこともありました。

でも、「なんとかしなきゃいけない」ということは本人が一番強く思っていたのでしょう。

あるときから、彼の態度が少しずつ変わってきたんです。

彼が実際にどんなことをし始めたのか、それを一つずつお話していきますね。

上司に言われたことを逐一メモする


まず彼が始めたのが、上司の言葉をメモするということでした。

彼のように緊張しやすい人は、上司から注意を受けても「怒られている」ということで頭が一杯になり、具体的な内容を忘れてしまうこともよくあったみたいなんです。

すると、「あのとき言ったのに、全然わかっていないじゃないか!」と、また怒られることになります。

それを避けるために、とにかくメモをとることを習慣にしたんですね。

実際、それで注意されたことも整理でき、改善することにつながっていましたので、かなり効果があったと思います。

実は私も、彼の真似をして、上司から叱られたときにメモを取ってみたのですが、次にどんな行動を起こせばいいのか、その計画をたてる上でもすごく役立ちました。

また、“メモを取る”ということ自体、上司からの印象も良くなるので、そういう点でもプラスに働いたと思います。



改善策を報告する


叱られたことに対しては、何をどう改善するのか、その具体的な方法を報告するということも彼は欠かしませんでした。

叱られたら叱られっ放しでは、上司としても指導のし甲斐がないでしょうし、何度言っても改善がないようであればイライラした態度になってしまうのも当然です。

ですから、彼は改善策を考えて、それを報告するようにしたんですね。

そして、その改善策も、できる限り具体的な形に落とし込んでいました。

また、報告した改善策は、確実に実行していたことも重要なポイントです。

なんとなく良さそうなことを言うくらいであれば誰にでもできますが、できるだけ具体化し、さらにそれを実行するとなると、本気でなければできません。

そして、そこまで本気で取り組めば、結果は必ず良くなります。

そんな彼の姿は、確実の上司の気持ちを動かしていきましたよ。

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上司にお礼を言う


もう一つ、彼の素晴らしかったところは、何か成果が出たときには欠かさず上司にお礼を言っていたことです。

それもゴマすりではなく、本気で言っていることは私が見てもよくわかりました。

「○○課長に指導していただいたおかげで、この成果を出すことができました。ありがとうございます」と、こういうことをしっかり伝えていたんですね。

こんなことを言われて、悪い気がする人はいません。

取ってつけたようなお礼ではなく、本気で言っているものですから、上司も嬉しかったはずです。

そんなことを繰り返しているうちに、上司も彼に対してイライラした態度を見せることは少なくなり、彼も上司の前でビクつくことはなくなっていきました。

そして、上司の前でも落ち着いて行動できるようになったら、彼がメキメキと頭角を現すようになったのは言うまでもありません。

終わりに


上司のイライラした態度にビクついてしまうという人のために、私の友人の体験談をお話してきましたが、いかがでしたか?

彼が実践した大切なポイントを、もう一度まとめておきましょう。

  • 上司に言われたことを逐一メモする
  • 改善策を報告する
  • 上司にお礼を言う

元々彼は気の弱い人でしたから、急に明るく接するとか、大きな声で挨拶するというようなことはハードルが高かったようです。

そこで、上司に言われたことをメモするという、自分でやりやすいことから始めていったんですね。

それが改善策の報告につながり、さらにお礼を言うことにもつながっていきました。

ちょっとしたことでも、それがキッカケになって大きな変化を起こすことができます。

あなたも、彼の話を参考にして、小さな一歩を踏み出してみてください。

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