先日も、吹奏楽部の先輩・後輩の関係についてお話しましたが、この手の問題で悩んでいる人は本当に多いようですね。

後輩がうざいという程度ならまだいいのですが、ハッキリと“嫌い”だというレベルまで行くと、なかなか厄介なものです。

結構、深刻な問題になってしまうこともあるんですね。

私の音楽仲間の一人に、やはり吹奏楽部の後輩が嫌いで、相当悩んでいたという男性がいます。

なぜ嫌いだったのかというと、その後輩が、先輩である彼よりも上手かったからなんですね。

実力で後輩に負けてしまうと、先輩としてはやりにくくて仕方ありませんから、彼が悩むのも当然だったといえるでしょう。

でも、最終的にはそれなりに折り合いをつけて、その後輩ともいい関係を作ることができたそうです。

彼が何を考え、どんな行動をとったのか、そのお話をしていきますから、ぜひ参考にしてみてください。

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学年と実力が一致しない場合


その彼は、高校生になってから吹奏楽部に入り、クラリネットを吹いていました。

昔から楽器には憧れがあったらしく、1年生のときから猛練習をして、メキメキと実力をつけていったそうなんですね。

2年のときにはソロも任されるようになり、さらに実力をつけて3年生になりました。

そのときに入ってきたのが、彼を悩ませることになった後輩です。

その後輩は、中学のときから吹奏楽部に入っていて、彼と同じクラリネットパートでした。

キャリアだけ見ても先輩の彼を上回っていましたし、実力も相当なものだったので、入ってきたときから気になって仕方がない存在だったといいます。

吹奏楽の後輩が嫌い!生意気な下級生との関係を良くするには

パート練習での一コマ


そのとき3年生だった彼は、クラリネットのパートリーダーをやっていました。

ですから、当然パート練習は彼が進めていきます。

そしてある日、こんなことが起きたそうです。

彼が出した指示に対して、その後輩が、「先輩、それ間違っていると思いますけど」と言ってきたのです。

「え、いや、そんなはずはないけど・・・」と反論しようとするのですが、口ごもってうまく言い返せなかったそうです。

きっと、その後輩に対して“自分よりも上手い”という引け目みたいなものを感じていたんでしょうね。

「ここは、こうしたほうが良いと思います」と、その後輩が提案してきたのですが、客観的に考えると、確かにその方が正解だったようです。

そして、そのようなことが数回続いたらしいんですね。

「なんだよ、コイツ。オレの顔をつぶしやがって」と、それ以来、彼はすっかりその後輩のことが嫌いになったそうです。

上手いだけでなく性格も・・・


その後輩は確かにクラリネットが上手かったのですが、そのことで自惚れていることは間違いなかったようです。

そして、吹奏楽部内に自分より上手い人間がいないことを確認すると、相手が先輩であってもバカにするようになっていたみたいですね。

まぁ簡単に言うと、自分が上手いことを鼻にかけている、性格が悪いヤツだったんです(笑)

ですから、彼がその後輩のことを嫌いになったのも無理はないのでしょう。

楽器に限りませんけど、何かが上手いと、それで自惚れてしまい、性格が悪くなる人は少なくありませんから。



そして、ある日


どんなに後輩のことが嫌いでも、彼はパートリーダーでしたから練習を休むわけにはいきません。

自分に対してバカにしたような態度をとっても、グッとこらえてパート練習なども行っていました。

でも、あるとき、その後輩が2年生をバカにするようなことを言ったらしいんです。

「先輩、2年のくせにそんなことも知らないんですか?」って。

それを聞いた彼は、とうとう爆発してしまいました。

「お前、先輩に対してその口の聞き方はなんだ!ちゃんと礼儀正しくしろ!」

さすがに、そのとき後輩は驚いたみたいですよ。

というのも、3年生である彼のことをバカにしても特に叱られなかったので、2年生ならもっと大丈夫だと思っていたんでしょうね。

でも、そこが彼の偉いところです。

自分がバカにされてもグッとこらえておきながら、自分より下の学年がバカにされたときには思い切り叱ったんですから。

その一件以来、まずは2年生からそれまで以上に尊敬されるようになったそうです。

そして、彼と同学年である3年生からも一目置かれるようになり、結果的に彼を支持する人が増えたらしいんですね。

すると、その後輩もあまり大きな顔はできなくなってきたみたいです。

彼を敵に回すとマズイと思ったんでしょう。

そんなこんなで、少しずつ生意気だった後輩もおとなしくなり、それなりに先輩を立てることも覚えていったみたいです。

結構、面白い話でしょ。

この彼の話を誰もが参考にできるように、少しまとめてみると次のようになります。

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生意気な後輩を指導するには


まず大切なことは、彼は自分がバカにされてもグッとこらえていたということです。

さっきもお話したように、彼はその後輩のことが嫌いだったんですが、個人的な感情だけで爆発したわけではなかったんですね。

もし、嫌いという感情だけで後輩を叱ったとしたら、それは単なるケンカで終わっていた可能性もあります。

でも彼は、自分の感情じゃなく、2年生がバカにされたときに叱りました。

つまり、彼が後輩を叱ったという行為には、誰が見ても筋が通っていたんです。

ここが大切なところですね。

筋が通っていれば、叱られた側もそう簡単には反論できません。

また、その様子を見ていた周囲が味方をしてくれるようになります。

すると結果的に、生意気な後輩も従わざるを得なくなってくるんですね。

実践するのは簡単なことではないかもしれませんが、生意気な下級生に先輩・後輩の関係を教えるためには大切なことですから、ぜひ覚えておいてくださいね。

終わりに


吹奏楽部に嫌いな後輩がいるという人のために、私の音楽仲間の体験談をお話してきました。

生意気な後輩を指導するときの最大のポイントは『筋を通すこと』です。

より具体的にいうと、

  • 自分だけのことならグッとこらえる
  • 他の人がバカにされたときには厳しく接する

ということですね。

度量の深さも必要ですし、叱るときには勇気もいるでしょうが、そういうものを持っているからこそ先輩として尊敬されるようになります。

“嫌い”という感情だけに流されるのではなく、先輩としての態度を示すようにしてみてください。




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